「なかなか痛みが引かないのは、年齢や体の使いすぎのせい…」と思っていませんか?実は、日々の食事の中にある“糖質”が関係している場合があります。

糖質は体の大切なエネルギー源ですが、摂りすぎると血糖値が急激に上がり、それを下げようとする過程で体の中に炎症物質が出やすくなります。炎症は、関節や筋肉の痛みを悪化させる原因のひとつ。つまり「甘いものや炭水化物を多く食べる生活」が、知らず知らずのうちに痛みを長引かせていることがあるのです。

また、糖質を摂りすぎると体がむくみやすくなり、血流が悪化して回復力が落ちることも分かっています。血流が滞ると、筋肉や神経に栄養が届きにくくなり、「なぜか治らない痛み」として感じやすくなるのです。

とはいえ、糖質を完全にゼロにする必要はありません。ご飯やパンを少し控えて、その分を野菜やたんぱく質(魚・肉・豆類)に置き換えるだけでも、体の炎症は和らぎやすくなります。甘いお菓子を食べたいときは、果物を小分けにして楽しむのもおすすめです。

痛みがなかなか取れないときは、ストレッチや整体だけでなく、食事の中の“糖質バランス”を見直すことも大切です。体の中から炎症を抑えていくと、回復のスピードが変わってくるかもしれません。